研修-6.知っておきたい家族信託と活用に必要な後見・遺言知識
<社員・専門職向け>
(3~4時間程度)
ねらい・効果
- 家族信託を活用するには、成年後見制度の知識と遺言書の知識が必要になる。
- 家族信託は、成年後見や遺言書の代用として活用できる。
- 相続財産と信託財産が絡むため、家族信託の制度や活用する際の注意点、どのようなケースが活用とすると良いのかなど、メリット・デメリットも併せて知っておく必要がある。
- 家族信託知識を持つことで、対策案の一つに加えることができる。
概要
注目されている家族信託。しかし、今後はトラブルが増える可能性があります。家族信託の活用をするとよい人は、そう多くはないからです。遺言書の代用や成年後見制度の代用にもなりますが、それは、成年後見制度と遺言書の知識が十分にあり、そのうえで家族信託の注意点を理解している前提です。
利用されるようになったばかりの家族信託ですが、信託銀行なども力を注いでおり、対策として取り入れたい専門家も多くいます。そのため、顧客も家族信託を知るようになり、自分も活用できるのではないかと気にする人も増えました。
アドバイスする顧客や家族が困らないよう、家族信託の知識を持つことは必要です。また、金融機関にとっては、家族信託の活用によって顧客の預貯金が他店に移ってしまう可能性もあります。対策として、持っておきたい知識です。
対象者
- 家族信託を提案に取り入れたい人
- 不動産収益がある高齢者がお客様にいる人
- 家族信託を取り扱っていない金融機関