消費者が「善」で葬儀社は「悪」なのか?
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葬儀社は悪なのか
雑誌などで葬儀の特集記事を見ていて思うことがあります。
いつも「消費者が善」で「葬儀社が悪」になっているなと。
確かに全ての葬儀社が良い葬儀社ではありませんが、本当に良い葬儀社もありますし、一生懸命ご遺族のことを考えて行動してくれる葬儀社員さんもいます。
私が知っている葬儀社さん達は、本当によくやってくれますし、私のお客様からも感謝の言葉をいつもいただきます。
といっても、色々な葬儀社さんにお会いしてお話しを伺い、私自身が良いと思った葬儀社さんとしかお付き合いしていないので当然なのですが。
知らないからこそ怖い
発行部数を伸ばすには、過激な内容もいたしかないのかもしれませんが、「葬儀について知らない一般の人を食いものにしている葬儀社」的なイメージは、いかがなものなのかと思うのです。
中立な立場から見ると、「知らないから許される」 のような感じがして仕方がないのです。
よくある悪質商法で「騙された」というのとは違い、葬儀は必ず行うものです。
人が生きていれば、いつかは死亡するわけですから、時期はわからなくても葬儀社さんに依頼しなければならない日は必ずやってきます。
「必ず」ということが予め解っているのに、葬儀について知ろうとせず、お手伝いしてくれた葬儀社さんを「悪者」にするのは、どうかと個人的に思っています。
真実を見極める知見は必要
確かに、騙されないような知識は必要です。そういう葬儀社に当たる可能性がないわけではありませんから。
私も葬儀セミナーで、「騙されないための」というテーマを扱うことがありますが、どちらかというと「最低限必要な」という内容のものです。
知らないから騙されてしまうのですから、最低限知っておけば防ぐことも可能です。
ですから、もう少し「葬儀」について知って欲しいと思いますし、情報に踊らされたり、間違った認識をもったままにせず、きちんと考えて欲しいと思うのです。
相手を悪く言わなくて済むようにするには
中立な立場で仕事をしているため、消費者の気持ちも葬儀社さんの気持ちもわかります。
どちらが良くてどちらが悪いとは言えません。
相手を悪くいうよりも、悪く言わなくて済むように対策したり準備したりすることは必要ではないのでしょうか。
人それぞれの考えはあると思いますが、何でも鵜呑みにせず、情報の精査をすることは大切など思います。
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