10-7墓・祭祀承継セミナーの講師依頼:シニア向け水戸県民大学
目次
墓について考える
茨城県水戸市で、「書いて安心!幸せエンディングノート~今からはじめる老い支度と終活準備」という10回講座が始まりました。(講座テーマは1回目に掲載)
第7回は「今から考えておきたい祖先のお墓・自分のお墓・祭祀承継」です。
お墓問題は、「自分のお墓をどうしよう」だけではなく、「先祖代々のお墓をどうしよう」もあります。
先祖の墓と自分の墓をどうするか
今のシニアは、自分の子にお墓を守らせるのは大変だから、自分の代で祖先のお墓を何とかしておこうと思う人が多くいます。
何とかしておこうというのは、今あるお墓で永代供養をしてもらうとか、別の場所に移転するなど、何かしらの対策をとっておこうというものです。
また、自分自身のお墓がない場合には、お墓をどうするのかという問題があります。
今は、寺院墓地、霊園、納骨堂などもありますし、樹木葬や散骨などお墓の種類も多くなりました。
今までのような墓石のあるお墓ではなく、自然に還る形が良いという人もいますし、やはり今までどおり墓石のあるお墓で供養をしてもらいたいという人もいます。
さまざまな選択肢があるお墓ですが、お墓も葬儀同様、自分で自分を納骨することはできません。家族に行ってもらわなければならないのです。
供養する側の気持ちも考慮する
自分自身としては、「海に撒いちゃっていいから」と思っても、それを行う家族の気持ちを考えることが必要です。散骨を「処分」と思う遺族もいるのです。
ですから、どうしてもらいたいのかの要望があるのなら、実際に自分でその現場を見に行ったうえで、家族に要望を伝え、そして了解を得ておくことも必要なのです。
勝手に自分のことを決めてしまう親に不満を持つ子供もいるのです。なんでもお膳立てて決めておくことが子供にとってベストとはいえません。
悩みながら行うことも、親のために行ったという証になることもありますから、何でもかんでも決めずに、行ってくれる家族に相談をしてから行ってもらいたいものです。
2013年8月6日(火)水戸県民大学(茨城県水戸市)10回講座
書いて安心!幸せエンディングノート~今からはじめる老い支度と終活準備
第7回は「今から考えておきたい祖先のお墓・自分のお墓・祭祀承継」
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