後悔しない家族葬の準備とそのあり方セミナーの様子:JASSくらぶ
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JASSくらぶで葬儀セミナー
JASSくらぶ(日本セカンドライフ協会)の方々向けに、葬儀セミナー講師を行ってきました。
前回、多くの方にお集まりいただき、今回もリピートでのご依頼です。
テーマは、「後悔しない家族葬の準備とそのあり方を考える」です。
今では、家族葬で行うケースが多くなってきました。しかし、家族葬で行ったがためにトラブルになることもあります。
そのため、家族葬の現状を知るとともに、葬儀を行う上での注意点について知っておくことで、今後の葬儀について考えることができます。
葬儀を行う目的は何か
葬儀についての考えは人それぞれです。何が良いとか悪いとか色々あるでしょうが、まずは「どうしたいのか」、「何のために葬儀を行うのか」を考えることが先決です。
ところがこの「どうしたいのか」が一番難しいのです。費用を安くしたい、簡素で終わらせたい、形だけでいい・・・。
最近、このフレーズを耳にすることが多くなってきましたが、本当にこれを望んでいるのでしょうか。
支出を抑えるということは、「サービスや品質は期待しない」ということにも通じます。
お金は出したくないけど、最高のサービスをしてほしい。そう矛盾した願いをもつ人は多くいますが、現実的に簡単にそれが手に入るものでしょうか。
物品とサービスの両方で判断することが大切
高額な費用を支払って行う葬儀が良いとは思っていませんし、安くても、とても納得のいく良い葬儀だってあります。
「単に費用を安くしたい」というのと、「できるだけ安くしたいけど満足のいく葬儀」というのでは全然違うということです。
まして、葬儀というのは、葬儀社つまり、人が行ってくれるものです。物品だけ提供してもらって、あとはご遺族の方々で行ってください、というものではありません。葬儀社のスタッフが支援してくれて初めて成り立つのです。
つまり、葬儀の満足度を決めるのは物品の品質だけではなく、人によるサービスがあるからこそなのです。そうだとしたら、良いスタッフがいる葬儀社を選ばなければなりません。
良いスタッフがいる葬儀社を選ぶには、「費用」のみを重視していては見つかりません。
ホームページでは、なんとでも伝えられるのです。面談して、雰囲気を感じて、初めてその会社がよいかどうか分かるものです。
やり直しのきかない葬儀。終わった後、刻み込まれた自分の記憶で悔やまないよう、よく考えてほしいと思います。
2014年7月10日(木)JASSくらぶ主催(東京都世田谷区)
後悔しない家族葬の準備とそのあり方を考える
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