親の老後と相続対策講座を終えて:FP向け研修
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FP向け研修で親の老後と相続対策講座
FP向け研修で、親の老後と相続対策講座の講師を3時間行ってきました。今回は子ども目線でのお話です。
「親が何の準備もしてくれない」という話を良く聞きます。高齢の親の場合、準備することに抵抗がある世代ですから仕方がないかもしれません。
そう思っていても子供としては親に準備してほしい。でも言いにくいものです。
タイミングを見計らってお願いしたとしても、「あなたには迷惑をかけないから」の一点張りで、準備しようとはしないという話もよく聞きます。
そう何度も親に言えることではありませんし、だけど自分達が大変な思いをするのは目に見えてる。どうしたらよいかと頭を悩めている人もいます。
起こることを予測し対処できるようにしておく
実際に、親自身が準備対策してくれなければ困ることもあります。分かりやすい例でいれば、親名義のものです。不動産、預貯金、契約関係などがこれにあたります。
名義人以外の者がどうこうできるわけではありませんから、本人自身が動いてくれないことには仕方がありません。
だからこそ、親に準備対策の必要性を理解してもらい、必要だと思うこと、最低限行ってほしいことは、今のうちに何とかしておいてもらいたいのですが、必要性すら聞き耳もたないことも多くあります。
そのようなときにどうすればよいのかというと、子供自身で出来る対策をしておくことです。
起こるだろうことを予測し、その事態が起こった時にすぐ対処できるように知識を持っておいたり、水面下で準備できることは行っておいたりなど出来ることは色々とあります。
アドバイスする側が知っておきたいこと
今回は、それらについてのお話ですので、
- どのようなことが起こりえるのか
- それらについてどのような準備や対策ができるか
- 準備対策するときの注意点は何か
大きくこの3つについてお話してきました。アドバイスする側として、知っておきたい内容です。
ものの考え方や価値観は人それぞれですから、何をどのようにどこまで準備するのかは、当事者次第です。
しかし、どのような準備対策をしておくべきかを知らなければ、何も行動することはできません。
しかも、間違えた対策をしてしまっては元も子もありませんので、注意点も理解しておかなければなりません。
「自分のクライアントに対して何ができるのか。」
与えるものがなければ、与えられません。まずは与える立場になることが必要です。
今回は「情報」を与えられるよう、関連するお話をしましたので、あとは各自、スキルアップしてほしいと思います。
2014年8月6日(水)ビジネス教育出版社(東京都)
親の老後と相続対策
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