相続・終活セミナー講師|明石久美

執筆|全国農業新聞「農家の継承」墓じまいに四つの選択肢

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全国農業新聞の農家の継承4 墓じまいに四つの選択肢

全国農業新聞の連載「農家の継承」。内容は相続や終活に関することです。2020年7月は「 墓じまいに四つの選択肢」を執筆しました。

 

先祖代々の墓を継ぐ者(祭祀承継者)がいない、子などがいても継がせるのが難しいなどの理由から、先祖代々の墓を閉じる「墓じまい」を考える人が増えています。

 

「墓じまい」を考える人は、その墓を別の墓に移転することを考えますが、その前にやっておきたいことがあります。

 

それは、親せきに継いでもらえるか打診することです。

 

墓は相続財産ではないため、親族なら誰でも継ぐことができます。だからこそ、まずは親せきに祭祀承継してもらうことを考え、親せきが継げないというのであれば、墓を別の墓(永代供養の墓)に移すよう進める必要があるからです。

 

墓は今墓を管理している祭祀承継者の所有物ではありません。供養物は親せきも関係するため、親せきの意向確認も必要です。

 

また、永代供養の墓は、墓地管理者などが定期的な供養や管理を担いますが、墓参りが不要な墓ではありません。遺骨の移転先を散骨や手元供養にする人もいますが、供養する人たちの気持ちを考えた選択をすべきです。

 

 

   20200710農家の継承4_墓じまいに四つの選択肢(全国農業新聞)明石久美執筆

 

 

 

この記事を書いた人

明石久美

千葉県松戸市在住。セミナー講師歴17年。相続・終活コンサルタント、特定行政書士。相続専門の行政書士として実務も行っており、葬儀や墓など供養業界にも詳しいことから、終活や相続に関する一般向けセミナーや企業研修を全国で行っている。 また、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌等へのコラム執筆や監修、銀行や互助会(葬祭)向けの教材、著書など多数ある。   ◆相続相談、遺言書作成、おひとりさま準備、相続手続きは、『 明石行政書士事務所 』 へ

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