野田市、柏人権擁護野田部会主催|成年後見&悪質商法セミナーの様子
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目次
千葉県野田市主催の後見&悪質商法セミナーで100人超が参加
千葉県野田市主催で「財産を守るために知っておきたい成年後見制度と悪質商法の手口・対策」セミナー講師を120分行ってきました。
前回、別の場所でセミナーを行ったときに気に入っていただけたようで、是非今回もということでリピートをいただきました。前回とは違うテーマでの講演です。
認知症になってしまったときの成年後見制度についてと、悪質商法についてのお話をしてほしいとのことで、このような内容になりました。
会場が不便な場所なので、何人来るかわかりません・・・と主催者さんが言っていたのですが、コンサートホールの会場2階席にも人がいらっしゃったので、それなりにいるのだろうなとは思いましたが。102名の方が受講なさっていたようです。
今回の成年後見と悪質商法。確かに、判断能力の低下した人は騙されやすいこともありますから、どちらも知っておくとよい内容です。
前半は成年後見制度の話
まずは、ちょっとムズカシイ成年後見のお話です。
成年後見制度は、自分や家族の判断能力が低下したときに利用する制度ですが、知らなかったがために不利益を被ることもあります。これは本人のみならず家族もです。
必要だったら成年後見制度を使えばいいと思っていたり、そもそも認知症になんてならないからと楽観視していたりするため、さほどこの制度に興味を持つ人は多くないものです。
しかし、そのときになってから気付いてもすでに遅いことがありますから、この機会に知っておきたい内容です。
セミナーでは、なぜ成年後見制度を使用するのか、使用するときの注意点は、そもそもどのような制度なのかなどについての話をしてきました。
後半は悪質商法の話
そして、後半は悪質商法についての話です。
私自身、20代前半に友人から誘われて、マルチ商法の会社で働くことになりました。営業がうまく行かず、貯金が底を尽き借金まみれの中、その会社の事務職として5年勤めていたことがあるのです。
騙されるだけではなく騙す側にもいた経験や、その他の商法での経験も含め、事前に知っておいてほしいことについて話をしました。
悪質商法対策は、手口を知るだけではダメなのです。
そもそも業者とかかわらないために手口を知ることは必要ですが、業者とかかわってしまったときにいかにうまく逃げるか、そして、契約をしてしまったときにどうしたらよいのかについて知っておくとよいものです。
プロ相手に同じ土俵で戦っても勝ち目はありません。戦わずして逃げることが必要なのです。
主催者と受講者アンケート
主催者様からのお礼メールでも、会場にて行わせていただいたアンケートでも、
- お話が聴きやすかった
- とても参考になった
- 今後のために知っておかなければならない内容だった
- 騙されないと思わず、気を付けないとと改めて思いました
- 後見人をつけるとどうなるのかイメージできたのは有益だった
など好意的なご意見・ご感想を多くいただきました。
2014年6月1日(日)野田市、柏人権擁護委員協議会野田部会 主催(千葉県野田市)
財産を守るために知っておきたい成年後見制度と悪質商法の手口・対策
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