相続・終活セミナー講師|明石久美

週刊ポスト|墓じまいのコメントが掲載

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2021年9月6日発売の週刊ポスト9月24日号「人生の最後を身軽に生きる「解約」の手続き」にて、「墓じまい」についてのコメントが掲載されました。

 

墓じまいをする際には移転先のお墓を購入するわけですが、遺骨を移す先のお墓を先に購入し、そのお墓の管理者から受入証明書を取得しても、もとのお墓(今のお墓)を管理する菩提寺などから埋葬証明書に署名や捺印をもらえない場合は、無駄になってしまう場合があります。

 

礼を失した切り出し方で関係がこじれると墓じまいができないうえ購入した墓も無駄になってしまうため、親戚や菩提寺などの墓地管理者には墓じまいをする旨の話を事前にし、理解してもらったのちに行う事が大切です。

 

菩提寺への話の持っていき方に問題があると、場合によっては高額の離檀料を要求されるケースがあります。

 

なにより、墓じまい(改葬)は遺骨を取り出せば終わりというわけではなく、石材店に墓所を更地にしてもらったのち墓地管理者に返還しなければなりません。

 

また、遺骨の取り出しの際にも菩提寺が墓の閉眼法要をしたあと石材店が遺骨の取り出しを行うため、菩提寺が墓じまいに難色を示していると石材店が協力してくれないこともあります。

 

墓じまいは時間もお金もかかるうえ、親戚などの意向確認も必要です。周囲の協力が必要不可欠なため、スムーズに進めるためにはよく理解し考えたうえで行うようにしたいものです。

 

210906週刊ポスト9月24日号 人生の最後を身軽に生きる解約の手続き(明石久美)表紙210906週刊ポスト9月24日号 人生の最後を身軽に生きる解約の手続き(明石久美)

この記事を書いた人

明石久美

千葉県松戸市在住。セミナー講師歴17年。相続・終活コンサルタント、特定行政書士。相続専門の行政書士として実務も行っており、葬儀や墓など供養業界にも詳しいことから、終活や相続に関する一般向けセミナーや企業研修を全国で行っている。 また、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌等へのコラム執筆や監修、銀行や互助会(葬祭)向けの教材、著書など多数ある。   ◆相続相談、遺言書作成、おひとりさま準備、相続手続きは、『 明石行政書士事務所 』 へ

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