執筆|全国農業新聞「農家の継承」エンディングノート(デジタル遺品)
全国農業新聞の農家の継承17 残しておきたい情報と残す際の注意点(5)スマホやパソコンの情報
全国農業新聞の連載「農家の継承」。内容は相続や終活に関することです。2021年8月は「全国農業新聞農家の継承17 残しておきたい情報と残す際の注意点(5)スマホやパソコンの情報」を執筆しました。
相続手続きを行っていると、デジタル遺品で困るときがあります。IDやパスワードが分からず、家族が情報の把握ができないからです。
相続手続きを行う際には、財産の確定をしなければならないのですが、確定までに時間を要する場合があります。
引き落としされれば分かるものなら後日把握できますが、すぐに引落しされるとは限りませんし、口座を止めた場合には後日の請求書送付で額が把握できるなど、1~2か月のタイムラグが発生してしまいます。
携帯電話と一緒に引き落としされる光熱費があったり、ネットでしか解約できないものがあったり、スマホのアプリにチャージが残っていたりと、本当に確認して把握するのは大変です。
だからこそ、家族がわかるようにしておく必要があるのです。
残し方としては、取引先、ID、パスワードのヒント、内容やどうしてほしいかの目もなどを残しておきます。
パスワードはそのまま残すのではなくヒントを残し、本当のパスワードは別途紙に書いて保管場所を分かるようにしておかなければなりません。
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