島根県隠岐の島町役場主催|老い支度セミナーの様子
セミナー講師の様子終活・老い支度セミナー(全体像)行政・福祉関係
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隠岐の島で老い支度セミナー
島根県の隠岐の島地域包括支援センターにて、「老い支度~自分や家族が困らないようにしておきたい準備」の講師を120分行ってきました。
当日出雲空港から隠岐空港へ行き、お迎え頂いた車でホテルに荷物を置いたのち、時間が少しあるからということで、行きたいと思っていた神社を2社案内してくれました。
隠岐の島にはコンビニが1軒もないそうです。セミナーの案内も島内放送でお知らせ。島らしくて笑えました。
セミナー開始前に食事をしながらお話を聞くと、やはり島ならではの問題が色々あるようです。
島ならではの問題
高齢化が進んでいることはもちろんですが、専門家の人数が圧倒的に少ない。
公証役場は松江に行かなければないし、しかも1泊しなければ島に戻ってこれないという交通事情もあり、本土とは違い思うようにいかない面もあります。
また、お墓や相続問題も顕著です。
世界ジオパークに認定されていることからも、島全体が自然豊かな場所です。
私が行った隠岐の島町役場は島後でしたが、飛行機から見た島前も同様でしたので同じと思って良いでしょうが、お墓を継ぐ人がいない、山などを相続したとしても維持管理が大変など、世代交代によって起こる問題が多くあります。
本土と違って、葬儀社選びやお墓の選択などは不要と思っていたためそのあたりのお話はしませんでしたが、認知症になってしまったときの本人の支援をどうするのか、車が運転できなくなったときに誰が足になるのかなど、見ていて気付くことも多くありました。
もちろん、隠岐の島だけの問題だけではなく、地方講演に行ったときにも同様な問題が浮かび上がってきますから、日本全体としてとらえなければならないのでしょうが、離島だけに本土とは事情が違う面も多く感じられ、また、離島ならではの不便さも感じました。
自分で出来ることは対策しておく
子供が近くにいなくて頼れないなら、第三者に頼るしかありません。
まずは自分自身で出来る対策を行い、誰かにお願いするときに、依頼される側が困らないように、事前に準備対策しておくことも必要です。
それらについての注意点も含めてお話してきました。
当日は宿泊のため、翌日、ジオバスにて世界ジオパークを堪能してから帰りました。
2014年9月20日(土)隠岐の島地域包括支援センター(島根県隠岐の島町役場)
老い支度~自分や家族が困らないようにしておきたい準備