家族に迷惑をかけないための老後準備セミナーの様子|茨城県取手市
セミナー講師の様子終活・老い支度セミナー(全体像)行政・福祉関係
目次
茨城県取手市地域包括支援センター主催の終活セミナー
取手市の地域包括支援センターで、今から考える老い支度~家族に迷惑をかけないための老後準備セミナー講師を80分行ってきました。
午前中に石岡市、そして午後に取手市でのセミナーだったのですが、石岡市でも取手市でも声が出ない状態なので、本当に聞き苦しく声で、主催者および受講者の方々にご迷惑をおかけしてしまいました。
ですが、みなさんうなづきながらときにはメモをとったり、笑ったり、とても興味を持って話を聞いていました。
講師は、受講者がいなければ仕事として成り立ちませんから、本当に受講者にはいつも助けられているのだと思っていますが、今日もしみじみ受講者の温かさを感じてきた次第です。
知識があるからこそ、行う対策がわかる
老後の準備とひとえに言っても、さて何をしたらよいのだろうかと思うはずです。この「何をどこまで」は、専門家の先生方によっても違います。専門知識の観点から行う準備がその専門家にとって必要だと特に思うわけですから当然のことです。
例えば、税理士は税金、葬儀社は葬儀、石材店は墓など、それぞれ専門分野があるわけですから、専門家だからこそわかる観点からアドバイスするからです。
私の場合は、身内が葬儀社で葬儀社や石材店の友人も多くいるため、葬儀やお墓の部分もよく分かっています。そして、生前対策や死後の手続きを実務として行っているため、生前、死亡、死後のことを総合的に分かっているという強みがあります。
介護や医療については専門外ですのでその部分の専門知識はあまり多く持ち合わせていませんが、実務を行っているからこそ、この準備対策は行っておいたほうがよいというのが分かります。
知識があるからこそ、「この準備はしておくとよい」というのが分かります。起こりうることが先読みできるからです。
しかし、専門家ではない生活者は、自分の知識と経験から判断してしまうため、「必要な準備をしていない」もしくは「不要な準備」をしている、または、「間違った準備をしている」ケースが見受けられます。素直な気持ちで専門家の話を聞いてみることも大切です。
ということで、セミナーでは、これから起こりうること、そしてその対策について話をしてきました。
まずは「はじめの一歩」全体像を知ること
私たちは生を受けた瞬間から死に向かって歩んでいます。いつどこでどのようにというのは誰にも分かりませんが、死は誰にも平等に訪れます。
シニア世代になると、その死について考えさせられる機会が多くあるため、自分ごとと認識するまでには至らなくても、子供という立場で身近に感じることもあるのではないでしょうか。
実際にシニア世代は、子供という立場と親という立場を併せ持っているため、どちらの立場でも考えることができます。
考えるにはまず、今後どのようなことで自分が困るだろうか、家族が困ってしまうだろうかということを知らなければなりません。そして、それに対してどのような準備をしておけばよいのか、自分はその準備をしようかどうかなど、考えていけばよいのです。
今回のお話は、まずは「はじめの一歩、全体像を知る」という話をしました。そしてそこから興味あることをもう少し深く知っていけばよいのです。
知識が1と2では大差ありませんが、0と1では全く違います。0を1にするための話をしてきました。
2014年12月19日(金) 取手市役所(茨城県取手市)
今から考える老い支度~家族に迷惑を掛けないための老後準備