相続・終活セミナー講師|明石久美

大田区消費生活センター主催|エンディングノートの書き方セミナー講師の様子

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大田区消費生活センターでエンディングノートセミナーの講師

東京都大田区の消費生活センターから依頼され、「エンディングノートの書き方~知っておきたい周辺知識と注意点」のセミナーを2時間行ってきました。

 

事前申し込みの定員60名でいっぱいになり、当日来た方は入れなかった模様。せっかくお越しくださったのに席が空いておらず残念な思いをさせてしまいました。それだけ関心があるということですね。

 

話を始める前に、消費生活センターの職員さんより、悪質な業者に騙されないよう注意喚起を促す話があり、その後にスタートです。

具体例でイメージしてもらう

そもそもエンディングノートはどのようなものなのかを知らない人もいるため、中身の構成や、載っている内容について知ってもらわなければなりません。

 

そして、このような場合あなたならどうしますか?という質問を投げかけ、なんでそう思ったのか考えてもらい、こうだと子供が困るんじゃないかとか、それだと子供に迷惑がかかるんじゃないかとか、具体例を挙げながら補足していきます。

 

「書き方そのもの」ではなく、「なぜこの項目を残すのか」が大事なのです。残すこと自体が目的ではなく、残した情報を役立ててもらうことが大切だからです。

 

そもそも、エンディングノートの情報を見て行う家族の目線で考えて残さなければなりません。

 

エンディングノートへ残してはいけないこともある

エンディングノートに、自分の情報や要望を残すのは、私も大事だと思います。しかし、残す必要のないことや残してはいけないこともあるため、注意が必要です。

 

情報や要望は残さなければ相手に伝わらないこともあるけど、一方的な要望は迷惑なことになりかねません。反対に、迷惑をかけないようにという親の配慮が、かえって子供たちに迷惑をかけてしまうこともあります。

 

病歴などの単なる事実情報はそのまま残せばよいでしょうが、要望はあくまで要望。「だから想っていることをそのまま残したっていいじゃない」と思っていたら大間違いです。

 

自分が子供だとしたら、親の要望をなるべく叶えてあげたいと思うのではないでしょうか。それなのに、それが何となく「これでいいかな」といった感じで残しているのだとしたら、一生懸命叶えてあげようとする子供たちは何なのでしょうか。

 

残すなら、残すなりによく考えて残さなければなりません。間違っても、流行ってそうとか何となくなどという理由で決めてしまってはいけません。その情報が間違っているかもしれないし、現実と言われていることが実は違うかもしれないのですから。

 

子供たちに迷惑をかけたくないと思うなら、しっかり考えて残して欲しいと思います。

 

 

150527エンディングノートセミナー(大田区消費生活センター)講師:明石久美

 

2015年5月27日 東京都大田区消費生活センター
エンディングノートの書き方~知っておきたい周辺知識と注意点

この記事を書いた人

明石久美

千葉県松戸市在住。セミナー講師歴17年。相続・終活コンサルタント、特定行政書士。相続専門の行政書士として実務も行っており、葬儀や墓など供養業界にも詳しいことから、終活や相続に関する一般向けセミナーや企業研修を全国で行っている。 また、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌等へのコラム執筆や監修、銀行や互助会(葬祭)向けの教材、著書など多数ある。   ◆相続相談、遺言書作成、おひとりさま準備、相続手続きは、『 明石行政書士事務所 』 へ

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