相続・終活セミナー講師|明石久美

執筆|全国農業新聞「農家の継承」遺言書は不備のないように注意

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全国農業新聞の農家の継承5 遺言書は不備のないように注意

全国農業新聞の連載「農家の継承」。内容は相続や終活に関することです。2020年8月は「 遺言書は不備のないように注意」を執筆しました。

 

遺言書は主に自筆証書遺言と公正証書遺言が利用されます。

 

メリット・デメリットとしては、次の通りです。

自筆証書遺言 公正証書遺言
全文自筆(財産目録のみパソコン作成や通帳コピー等でも可。各頁に署名押印必要。)、無効争いの恐れがある、内容不備で遺言執行できない場合がある、検認が必要 費用がかかる、本人の意思が明確、紛失・偽造の恐れがない、証人2名必要、検認が不要

遺言書は財産に関する意思を残すものですが、相続手続きがスムーズに進むようにしておくものでもあります。そのため、書き漏れや内容不備の対策などができていないと、かえってもめる結果を招いたり、相続人の負担を増やしたりすることにもなりかねません。

 

遺言書の作成目的は、作成することではありません。作成するなら、遺留分(相続人が最低限もらえる相続分)対策や相続手続対策などをしっかり行えるよう、弁護士や行政書士などの専門家に相談したうえで、相続人が困らないような遺言書の作成をしたいものです。

 

 

   200814農家の継承5遺言書は不備のないように注意(明石久美執筆)

 

 

 

 

この記事を書いた人

明石久美

千葉県松戸市在住。セミナー講師歴17年。相続・終活コンサルタント、特定行政書士。相続専門の行政書士として実務も行っており、葬儀や墓など供養業界にも詳しいことから、終活や相続に関する一般向けセミナーや企業研修を全国で行っている。 また、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌等へのコラム執筆や監修、銀行や互助会(葬祭)向けの教材、著書など多数ある。   ◆相続相談、遺言書作成、おひとりさま準備、相続手続きは、『 明石行政書士事務所 』 へ

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