相続・終活セミナー講師|明石久美

相続の対策は範囲が広い

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相続の対策を相続税対策だと思わない

「相続対策」と聞くと、相続税対策だと思う人が大半です。確かに、相続税の額を抑えられるなら、遺産をもらう側としては本人に行っておいてもらいたいものです。

 

そもそも「相続」は、遺産だけを相続するわけではありませんから、色々なことを考えておかなければなりません。

 

私たちは日常、普通に生活をしています。その普段の生活の中で困らないように対策しておかなければならないことの一環に「相続対策」があるのです。

トラブルになると親族関係に影響大

しかも「相続」というのは、トラブルになるとその後の親族関係に影響を与えます。

 

ですが、皆さん口をそろえるように「私たちには相続対策なんて無縁」と言います。

 

「財産の相続対策」をメインに考えているためこのような言葉になるのでしょうが、財産の相続以外の相続は、日常生活の中で行っておくべき”ささいな対策”が多いのです。

情報の対策も必要

遺産分割や相続手続きを行う際には、どのくらい遺産があるのか把握しなければなりません。

 

それには、どこの金融機関と取引しているのか、残額はどれくらいか、何が未払いなのか、どれを解約すべきなのかなど、前提となる情報がなければわかりません。

 

このような情報の対策なくして、財産の対策だけをしても、家族は困ってしまいます。

 

まずは、「知ること」が大切です。自分には無縁と思わず、機会があるときに今後のことをよく考えておきたいのもです。

この記事を書いた人

明石久美

千葉県松戸市在住。セミナー講師歴17年。相続・終活コンサルタント、特定行政書士。相続専門の行政書士として実務も行っており、葬儀や墓など供養業界にも詳しいことから、終活や相続に関する一般向けセミナーや企業研修を全国で行っている。 また、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌等へのコラム執筆や監修、銀行や互助会(葬祭)向けの教材、著書など多数ある。   ◆相続相談、遺言書作成、おひとりさま準備、相続手続きは、『 明石行政書士事務所 』 へ

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