相続・終活セミナー講師|明石久美

エンディングノートを書く目的は?

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エンディングノートを書く目的は

セミナーや研修でエンディングノートについてお話することが多いのですが、エンディングノートを書くには、さまざまな周辺知識識が必要です。

 

今後のために準備することは大切であり必要なことですから、エンディングノートの作成は意味のあるものだと思いますし大いに賛成です。しかも、エンディングノートはとっかかりとして最適です。

 

しかし、「ただ書けばよいわけではない」と声を大にして言いたいのです(セミナーでは言ってますが)。

 

何のために書くのかと聞かれたら、何と答えるのでしょうか。

 

たいていの人が、「家族が困らないように」と言うのではないでしょうか。

 

そう思ってエンディングノートを作成するのなら、家族が困らないような内容や配慮が必要ですし、それなりの知識をもって準備しなければなりません。

 

総合的に分かったうえで作成するのがよい

”エンディングノートを書きましょう!”というセミナーや講座が各地で行われていますが、そもそも「目的を達成するために残す」という一番大切なことを、忘れているのではないかと思うのです。

 

エンディングノートを作成したことで、本人や家族が困ってしまうこともあります。トラブルに発展することさえあるのです。

 

話をする講師の側が、自分自身で相続対策を行ったり葬儀や納骨に携わったり、相続手続きを行ったりしない場合には、自分の得意分野や専門部分を視点としてお話をしてしまうものです。

 

しかしながら、作成する人にとって必要な「総合的なこと」を視野に入れて話をしていない場合も多いのです。

 

人の一生は、生きているとき、死亡したとき、死後のことという一連の流れで成り立っています。

 

その一部分だけをクローズアップして、今後のためにエンディングノートを書いてしまっては、実はもめるエンディングノートになってしまいかねないのです。

 

せっかく作成するなら意味のあるものにする

私自身は、遺言書作成、相続対策、葬儀、お墓の準備対策など生前対策から、死後の相続手続きや死後整理など、全てを行っておりますので、対策の仕方を間違えるとトラブルになることを重々理解しています。

 

出口が分かるから入り口対策の重要性がわかるのです。

 

ですから伝える側は、受講者に不利益を与えてしまう可能性を十分に考えて、慎重に責任ある発言をしてほしいと思います。

 

そして教わる側も、エンディングノートの作成目的をしっかり考えた上で、これで自分や家族が困らないかどうかを随時考えながら作成してほしいものです。

 

せっかく作成するエンディングノートなら、本人にも家族にも意味のあるものにすることが大切ではないでしょうか。

この記事を書いた人

明石久美

講師歴16年。相続専門の行政書士として相続実務も行っており、親族が葬祭業のため供養関係にも詳しいことから、終活や相続に関する一般向けセミナーや企業研修を全国で行っています。 また、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌・週刊誌へのコラム執筆や監修、保険・銀行等金融機関や互助会(葬祭)向け教材、著書など多数の実績もあります。  ◆明石行政書士事務所にて『終活・相続・老い支度相談所』 も開設。

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