教えて!gooウォッチ|年老いてからでは遅い!?争いを未然に防ぐ「遺言書」の書き方
目次
遺言書の書き方が「教えて!gooウォッチ」に掲載
教えて!gooウォッチにて、『年老いてからでは遅い!?争いを未然に防ぐ「遺言書」の書き方』 について掲載されました。
この記事の取材を受ける際、若い人でも遺言書を書いておいたほうが良いケースがありますか? と質問されました。その件についても記事の中で触れていますが、ここで少し紹介します。
若い人でも遺言書を書いておいたほうが良いケース
遺言書はシニアが書くケースが大半ですが、若い人でもシングルマザーやシングルファザーなど、いわゆる「ひとり親家庭」は遺言書を書いておくと安心です。残された子の未成年後見人の問題があるからです。
仮に、Aさんが夫と離婚し、Aさんと未成年の子の2人暮らしのなかAさんが死亡してしまったとしたら、困ることは「子の親権者がいなくなってしまうこと」です。
このとき、Aさんの死亡と同時にAさんの離婚した夫に親権がいくわけではありません。身内が家庭裁判所に申立てをして、「未成年後見人」を選んでもらわなければならないのです。
遺言書があれば安心
家庭裁判所に申立てをして「未成年後見人」を選んでもらそうなると、時間も手間もかかります。
ところが、遺言書で未成年後見人を指定しておけば、指定された人がその遺言書を市役所に持参し手続きをすることで、指定者が未成年後見人になれます。
例えば、A子さんの母を指定しておけば、その母が子(母からみると孫)の未成年後見人になることができます。
未成年の場合には、何かにつけて保護者の承諾が必要になります。その役目を担う人が早めに決まらないと、法律行為ができずに物事が進まないケースもあるため、早く就任できるよう、遺言書で指定しておくことが望ましいのです。
この記事の中には、シニアが遺言書を作っておくとよいケースについてもふれていますので、参考までに一読いただけたら嬉しい限りです。
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