相続・終活セミナー講師|明石久美

執筆|全国農業新聞「農家の継承」家族のために情報を残しておこう

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全国農業新聞の農家の継承12  家族のために情報を残しておこう

全国農業新聞の連載「農家の継承」。内容は相続や終活に関することです。2021年3月は「家族のために情報を残しておこう」を執筆しました。

 

判断能力が低下したとき、本人はどのように過ごしたいと思っているのか、亡くなったときにはどのような供養を望んでいるのか、どこの金融機関と取り引きしていて未払金や解約が必要なものは何かなど、本人の要望や情報が分かると、家族は困らずに済みます。

 

エンディングノートを作成する目的

エンディングノートを作成する目的は、「作成すること」ではなく「自分や家族が困らないように情報を残しておくこと」です。

 

しかし、そのためにはどうしたらいいのか分からない人が多いのです。残す項目が多いため、本当に必要な情報と不要な情報を選別するのが難しいからです。

 

しかもこれらの「エンディングノート」は多種多様なため、残さないほうが良い情報を残すようになっているノートもあります。だからこそ、なぜその情報を残すとよいのか、また、要望を残すことによるマイナス面は何かを知ることが大切なのです。

 

残す工夫が必要

必要な情報を残し、不要な情報や要望は極力残さないようにし、現物を見ればよいものは現物の保管場所を分かるようにするなど、工夫次第で大変さをかなり減らせます。

 

そして大切なのが、要望を残す場合は一方的に残さず、あくまでも介護や死後のことなどを行う「家族目線」で考え、家族が判断しやすいよう「なぜそう思うのか」を明確にしておくことです。

 

次回から数回に渡り、注意点とともに、残しておきたい情報、残さなくて良い情報をお伝えしていきます。

 

 

  20210312農家の継承12家族のために情報を残しておこう(全国農業新聞)明石久美

 

 

詳しい情報、書き方のポイントはこちら ↓

読んで使えるあなたのエンディングノート(水王舎)明石久美著書

 

 

 

この記事を書いた人

明石久美

千葉県松戸市在住。セミナー講師歴17年。相続・終活コンサルタント、特定行政書士。相続専門の行政書士として実務も行っており、葬儀や墓など供養業界にも詳しいことから、終活や相続に関する一般向けセミナーや企業研修を全国で行っている。 また、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌等へのコラム執筆や監修、銀行や互助会(葬祭)向けの教材、著書など多数ある。   ◆相続相談、遺言書作成、おひとりさま準備、相続手続きは、『 明石行政書士事務所 』 へ

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